白色矮星のできかた
   恒星のその質量が8太陽質量以下の場合、内部の核融合が終わりに近づくと外側の
   ガス層が大きく膨らみ赤色巨星となります。
   そして核融合反応が終わると放射圧が無くなったことで重力に引かれたガスが
   中心核に向かって一気に落ち込みます。ガスが中心核に激突すると爆発が起きて、
   外層にある水素などが吹き飛ばされ惑星上星雲となります。また、爆縮をする
   中心核は電子の縮退で止まり白色矮星となります。

白色矮星矮星には3種類ある
 ・もとの恒星質量が0.46Msの場合、白色矮星の主成分は水素の核融合で出来る
   ヘリウムです。
 ・もとの恒星質量が0.46Ms以上4Ms以下の場合、白色矮星の中心ではヘリウムが
   核融合して炭素に、さらに炭素とヘルウムが融合して酸素へとなっています。
 ・もとの恒星質量が4Ms以上8Ms以下の場合、白色矮星の中心では、炭素が更に
   核融合して酸素、ネオン、マグネシウムと形成されていきます。
   ※Ms:太陽質量

白色矮星を支える力は何だろう? 
 白色矮星は生成過程で大きな圧力を受けて誕生します。分子、原子で縮退を止められず、
 大きな圧力で原子から染み出した電子の縮退圧で支えられることになります。

白色矮星の質量と半径の関係
 通常、恒星は半径が大きければ大きいほど質量が増え、小さいほど質量が小さくなり
 ますが、白色矮星では半径が小さいほど質量が高くなります。
 白色矮星の質量が大きくなるほど、より強く縮退するために半径が小さくなるためです。

8Msを超えた恒星はどうなるの?
 質量により中性子星やブラックホールとなります。

出典 hubblesite

Hen2-104 ケンタウルス座惑星状星雲(南のかに星雲)
中心には白色矮星と伴星のミラ型変光星が連星系を成している

  



白色矮星のマイルドな雑学でした。

arakata
masakappa@gmail.com

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です