Bookreview_20200125

著者 コニー・ウィリス (Connie Willis)
翻訳 大森 望

出版社   早川書房
翻訳出版  初版 2013年

あらすじ

認知心理学者のジョアンナは大病院で臨死体験(NDE)の研究をしていた。忙しく歩き回る彼女のもとに面会を求める二人の男性。ひとりは臨死体験の権威マンドレイク教授、もうひとりは神経内科医リチャード。ジョアンナは迷路のような病院を行き来することで、会うといつも議論になってしまうマンドレイク教授を避ける。一方ジョアンナに会いたいリチャードはなかなか会えない。ようやくジョアンナに会えたリチャードは薬によって擬似的に臨死体験を起こすプロジェクトに彼女を誘う。しかしそのプロジェクトの被験者が足りず、ジョアンナ自らが被験者として参加することに。死後の世界とはどんなんところなのか、何が待ち受けているのか。

感想

分厚いです。それも上下二冊。上巻を手にとって読み始めると面白くて先が読みたくて読みたくて頁を捲り続け、上巻はいつまで続くんだろうと思ったら、手には下巻という超常現象。いや、本当に。不思議でした。
臨死体験なんて手垢のついたジャンルでしょ と思うかもしれませんが、なんというみごとな手並み。

どこにもいく予定がない日に、心躍らせる臨死体験を味わってみてはいかがですか。

是非読んでみてください。

arakata
masakappa@gmail.com

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