著者 ロバート・L・フォワード (Robert L. Forward)
翻訳 山高 昭
出版社 早川書房
翻訳出版 初版 1982年
あらすじ
50万年前に超新星が誕生し、その核にある中性子星がロケット作用で1万年に一光年という速度で太陽系に向かった。地球では一人の女性の機転から中性子星を発見する。人類は観測するまたとない機会を逃さないために観測用宇宙船を送るのだった。そして予想だにしていなかった生命体との遭遇が待ち受けていた。
感想
読み応えのあるハードSFです。序盤、ヨーロピアンヌの女性が中性子星を発見に至る過程がドキドキしました。
主役となる中性子星は、質量は太陽質量程度、大きさは20km、密度は10^9 t/cm^3なので、角砂糖の大きさで重さが10億トンにもなります! そして、重力が670億G! この“惑星”上に生命体が出現しますが、これがまるで見てきたかのように語られます。
前半でかなりお腹がいっぱいになりますが、ファーストコンタクトをしてからも面白いです。
是非読んでみてください。